活動レポート

「みんなで創る場」ファシリテーター中級講座(PART4)

2019.11.14

2019年9月24日(火)10:00-13:00
パルシステム東京新宿本部2F多目的ルーム

台風の影響で、夏のような暑さの中での開催となりました。

 

◆今の気持ち
まずは深呼吸をして、準備ができた人から発言します。私が口火を切ることになりましたが、準備ができたから、というよりは、沈黙に耐えきれず、でした。
災害の報道の影響もあったのか、なんとなく落ち着かないという方が多かったです。

 

◆「学び合い」と「参加のカタチ」
中級講座が、「みんなで創る場」であることを、改めて確認しました。参加しているファシリテーターの存在、ふるまい、発言は唯一無二であり、それ自体が他の参加者の学びにもなっているということ。本には書いていない、ここにしかない学び、です。講座をリードしてくださるほんまさんからは、知識や経験値に関わらず、自分の存在が他者や場の学びに影響を与えている、とぜひ思ってほしい、という言葉がありました。
また、「(自分に)正直であること」について時間をかけて対話しました。 正直であるということは、自分がどう感じているかを、まず自分自身が”認める”こと。そのときに、自分を否定したり責めたりする必要はない。それを周囲に伝えるかどうか、またどう伝えるかは”行動の選択”である、と。
個人的には、自分にもっとやさしくていいんだ、もっとラクになっていいんだ、というメッセージにも受け取れました。 また、アンガーマネジメントとも通じますが、怒りをあらわにしている人は、そのような行動を”選択”している。そう思えば、過剰に反応せずに済みます。

 

学び合い

学び合い

◆インタビュー
中級講座の課題のひとつに「インタビュー」があります。参加者同士がペアを組み、時間をつくって相互にインタビューしあい、レポートにまとめます(来年1月末締切)。今日は、組み合わせが発表になりました。基本テーマは「こんなファシリテーターになりたい」。 インタビューをする、とひとことで言っても、準備が必要です。何を、どういう順番で質問するか。相手のことを予め知ることができれば、互いの距離を縮める助けにもなるでしょうし、答える方も気持ちよく話してくれるでしょう。相手の発言を受け取って、そこから次の質問をふくらませる場面もあるでしょう。まさに、ワーク中のファシリテーターと同じです。 どのようなインタビュー集ができるか、楽しみです。

 

◆ワーク《質問をする》
まず、全員が、好きなこと・得意なこと・説明できるくらいの知識を持っていることをひとつ発表します。そして、それについて聞きたい人同士、早いもの勝ちでペアを組み、交互に質問しあうワークです(持ち時間5分)。私は「サッカー」、相手の方は「競技かるた」でした。 5分はあっという間でしたが、競技かるたについて予備知識があれば、よりたくさんのことを質問できただろう、と感じました。上記インタビューの項目で書いたことと通じます。

 

◆参加者の声
・「正直である」ということはどういうことなのか、深く考えたり知ることができて、とてもよかったです。
・いま、ここを大切に、そのための知識や理解力を高めていきたい。 ・ずっと課題だと思っている「正直」について、今までも考えて来たと思っていましたが、真剣に取り組めていないことを突き付けられたよう。自分が思っていることを正直に認めること、自分の気持ちをつかむ、把握する。やっぱりとても厳しい道のりです。振り返りながら、今も自分の気持ちをつかめない。
質問力、前もってテーマについて知識を持つことで、聞きたいことが湧いてくる。全く予備知識なく向かう時、よく聴く、観察力を磨く、正直になる。 ・定例会での学びは大切だと思うが、定例会では得られない、同じ受講生感がある。そこでの学びを介しての交流は、原点を思い起こす。出来るだけ多くの方が参加してくれるといい。
・正直であるということについて。正直は本音をぶつけることではない、自分自身の内面に向き合うこと。頭では分かっていても自分に正直でありながらより良いコミュニケーションとることは難しいしまだまだの課題だと思いました。

 

★「正直であること」について考え、対話する時間は、たくさんの気づきがありました。

子どもの頃から「嘘をついてはいけません」「正直に」と言われているにもかかわらず、です。何であれ、「どういうことなのか」を、言語化して自分に落とし込むことではじめて、自分の未来の行動に活かせそう、と思います。

5期  えみ